映画スターたちに愛された京のホテル41年の歴史に幕
京都市中京区の二条木屋町の角にあるホテルフジタ京都が29日41年の歴史に幕を閉じ、営業を終了した。このホテルは昭和45年の大阪万博の年の開業し、映画スターたちの定宿として、話題が多い場所でした。勝新太郎、石原祐次郎、高倉健さんなどが仕事で京都に来た際、宿泊していました。私もこのホテルには、何度か行きました。地下のあるバー石水がその行き先でした。ここで食べるのは、いつも決まって同じメニューでカツサンドとギネスのビールでした。鴨川の湖畔にあるこちらのホテルはロケーションも最高で京都らしい佇まいが感じられる場所でした。今回の閉館も企業戦略の犠牲になった結果でした。何かの形で今後この建物が残ればいいなぁと思っています。また1つ京都の名所が消えて行きます。
新聞記事で見つけた祇園の舞妓さんとこのホテルの話題。祇園甲部の舞妓章乃さんが舞妓になるきっかけがこのホテルだったのでした。章乃(ふみの)さんは神奈川県の鎌倉出身で京都好きのお母さんが15年前、京都を旅行した際、このホテルに泊まり、そのあとホテルから当時2歳であった章乃さんに舞妓が描かれた絵葉書が送られてきて、その絵葉書がきっかけで舞妓を志し、夢を叶えたのです。閉館するホテルをこのほど訪れ別れを惜しんだとのことです。