総合病院は役所と同じ世界、私たちの知らない謎がいっぱい。

フェラリーの翼

2008年04月04日 21:49

みなさんも一度はお世話になった事がある総合病院、医療環境の場所だけに、私たちには解らない、そしてある意味で恐ろしい所でもあるのです。病院は、医師という特殊な技能を持った人たちが支配している空間なのです。例えば、皆さんは大病院と呼ばれている医療現場で1年間で一体どれ位の数のオペが行われているかご存知ですか。あるいは、外来で自分の診察の順番を待っていると医療機器メーカーの営業員や製薬メーカーのプロパーたちが沢山院内をうろうろしているのを見かけることにきが付かれた事あるはずです。このことが何を意味しているのか、私たちには謎であるのです。私たちは、病院に命を預けているのです。医療ミス、救急搬送におけるおける受け入れ拒否、などなど書き出したら書ききれないほどの病院の実体、これらのことに対して国や行政は、半ば見て見ぬふりをしているのが、現実なのです。医療と云えども金の問題や病院運営にかかるコストは、患者の命よりも優先されているのが現実なのです。わが国の病院のほとんどは、おそらく危機管理に対しての認識が希薄です。それに比べて欧米には、素晴らしい病院が存在しています。この違いは、一体何なのでしょうか。わが国に医療現場は、救命第一主義ではなく、算術第一主義と言っても過言では有りません。私が以前診察を受けた勤務医のドクターの言葉が、忘れられません。「私たち勤務医は、所詮サラリーマンです。出身大学の人事の元移動があり、それに従うだけですよ。」