こだわりのニット素材

毎年夏のこの時期になるとＮＨＫＴＶで太平洋戦争のドキュメント番組を放送する。何故だろうと毎年考えるが、その理由は、解らない。番組を毎年、ほとんど見ていると、同じ内容を繰り返し放送しているのではなく、内容は進化している。つまり、内容を掘り下げて今まで放送で見れなかった部分まで理解でき、大戦の日本軍、当時の大本営の実像を知り得る。太平洋戦争は、Ａ級戦犯と言われた当時の軍部のリーダーたちが、あまりにも、西洋の国々の力を理解していなかった。特にアメリカを。日本は、日清、日露の戦争に勝利し、その後進化する事なく、太平洋戦争の開戦に突入したのだ。もし開戦前にアメリカの国力を把握していたなら、アメリカを相手に戦争する事は、無かったのではないか。結果軍部のリーダーたちの過った判断で戦争が進行して行った結果数百万人の尊い命が失われたのです。太平洋戦争で敗れたのは、軍部のリーダーたちの精神論的な戦い方がその敗因なのです。太平洋戦争の実体は、こんな短い話では語り尽くせないので、又の機会が有れば、お話したいと思います。話を現代に戻し、進めます。わが国は、戦後経済の成長は飛躍的に伸びたが、それだけで進化したとは言えない。例えば対米外交においては、戦後６０年経ってもアメリカと対等に外交交渉ができない。一時はアジアのリーダー的と言われたが、今や中国、韓国に追い越され、インドが中国に迫る勢いで台頭してきている。わが国は、国土も小さく、資源が豊な国でもない。日本が世界、つまり国際社会から取り残されない為には、日本の技術力を駆使して、国際貢献をし日本の存在感を世界に認識させることです。わが国は、戦前から外交が不得手です。この事実は、今も変わっていません。先の洞爺湖サミットを見ても議長国なのに、成果らしきものは、なんら有りませんでした。ダーウィンの進化論ではないが、動物だって進化を遂げているのです。今こそ世界中に問題が山積している今、日本が進化するチャンスではないでしょうか。