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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2009年10月26日

寿命と言う名の時計

生き物には時計がある。                                                           
昨日の京都新聞に私の目に留まった記事があったので紹介したいと思います。この記事は京都大学の松林教授の”寿命”という時計の不思議と言うタイトルの記事です。先生の専門は老年フィールド医学だそうです。ヒマラヤ未登頂の3峰に初登頂されています山岳人です。「古希」という言葉が70歳を意味するのは、「人生七十、古来希なり」という杜甫の詩句によっている。杜甫が活躍した18世紀の中国・盛唐の時代には、70歳まで生きる人はきわめてまれだった。日本でも古今和歌集に「四十路の賀をうたへる」という語句がみられ、古くは平安時代40歳まで生きる大変めでたいことであった。よく平均寿命と言いますが、これはその年に生れた子供が平均して何歳まで生きられるかという社会統計的な概念なのです。日本人の平均寿命は今や世界のトップクラスで80歳台から90歳に迫る勢いです。しかし今から約100年前の20世紀初頭の日本人の平均寿命は43歳だったそうです。その当時世界の最先進国のイギリスでさえ46歳でした。日本人の平均寿命が50歳を超えたのは終戦後の1947年(昭和22年)つまりこの半世紀で日本人の寿命は30歳以上も伸びたのです。松林教授によると日本の最高水準の医療をもってしても100歳まで生きる人はきわめて限られている。125歳まで生きのびることは不可能だろうというのです。人間をはじめとするあらゆる生物には「時計」があり、その時計は24時間、1週間、1ヶ月、1年間のリズム、そして「寿命」という「時計」を私たちの身体はもっていると記事の中で述べておられます。とても興味深い記事なので紹介いたしました。

                                                                                                                              


Posted by フェラリーの翼 at 14:00Comments(0)