
秋の七草のひとつ、萩の花が京都市上京区にある梨木神社で見ごろを迎えています。梨木(なしのき)神社は京都を代表する萩の名所で別名萩の宮とも呼ばれています。猛暑の影響で季節の花は、みな開花が遅れています。17日から同神社では恒例の萩祭りが始りました。境内には萩の花を詠った故湯川秀樹博士の歌碑があります。
千年の 昔の園も かくやありし 木の下かげに 乱れさく萩 萩はマメ科の植物で秋に房状に紅紫色の小さな花を咲かせます。日本のほぼ全域に分布しています。日本を代表する花のひとつで古くは万葉集で最もよく読まれた花でもあります。
秋風は 涼しくなりぬ 馬並(な)めて いざ野に行かな 萩の花見に 万葉集より