2019年06月29日
ニュースに見る国の不条理

28日、熊本地裁でハンセン病家族訴訟(原告541人)が国に損害賠償を求めた裁判で国の責任を認め、原告541人にたいして総額約3億7千円の賠償を命じました。元々、国の「らい病予防法」に基づいて隔離政策により多くの日本人がその人生を差別により否定させられたこの訴訟、全ては国の誤ったことで被害補償すら小泉内閣時までされなかった。勿論当時の医学界にも大きな責任はあります。人間の人生を奪った、この訴訟は決してお金だけで解決を図れるものではありません。過去の日本でこのような事が行われいた事実、歴史から消せる事ではありません。もう一つは大学の附属病院の無給医の問題です。これも長らく、行政が放置してきた問題です。
全国の50の大学病院で診療をしながら給料がない「無給医」が2191人いると初めて国が認めました。ただしの数字には東大付属病院、慶応大学附属病院は含まれていません。社会がすべてコストで片付けられてしまえば、医療の崩壊に繋がります。このように国による不条理はまだまだあります。サミットも大事かも知れないが国が解決しなければならない事、安倍総理はどう思っているのでしょうか。
Posted by フェラリーの翼 at
01:36
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