2008年06月26日
この名作のブームの背景は格差社会の共感と類似性
小林多喜二の小説 80年前の書かれた名作「蟹工船」 小林多喜二の名作「蟹工船」は、今から80年前1929年(昭和4年)世界恐慌が起きた年に刊行されました。今この本がブームとなり、売れています。この本は、プロレタリア文学の代表的な傑作と言われております。この本の内容をごく簡単に言うと、蟹工船、つまり船で蟹を捕り、缶詰に加工する労働者が劣悪な労働を強いられて、その過酷な労働条件に怒り、やがて皆で決起するという内容です。まさに現代の日本社会、格差社会、ワーキング・プアーと蟹工船の労働者の類似性を強く感じます。


Posted by フェラリーの翼 at 11:16│Comments(0)