2010年10月15日
待機児童問題 幼稚園と保育園はどこが違うのか?
待機児童の問題は、ここ10年近く論議されて来ているが、解決していません。小泉政権下でも「待機児童ゼロ作戦」など行われましたが、やはりダメでした。ここでは難しい話はしませんが、要するに統計の取り方に問題があるのです。新聞などに出る待機児童の数は、実態の数とはかけ離れています。
では今日のテーマ 幼稚園と保育園(保育所)はどこが違うのか?皆さんは考えたことありますか。調べて見ると結構違いがあります。ポイントの部分を言いますと法令では幼稚園は学校教育法、保育園は児童福祉法、所管は幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省です。保育料は、幼稚園は設置者が決定し保育料は幼稚園に納付する。一方保育園は保護者の課税状況に応じて市町村長が決定し保育料は市町村に納付する。給食は幼稚園は任意、保育園は義務となっております。教員は幼稚園は、幼稚園教諭免許状、保育園は保育士資格証明書となっています。設置目は幼稚園、幼児を保育し、適当な環境を与えてその心身の発達を助長すること(学校教育法第77条)、保育園は日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育すること(児童福祉法第39条)つまり幼稚園は未就学児(3歳~5歳)の教育を行う場所、保育園は保護者に代わって乳幼児又は幼児を保育する場所ということです。主な所を挙げましたが、この他にも違いはあります。その法令により規定があります。待機児童の問題は先送りしてはいけません。日本の将来に係わることですから。働く若いお母さんが安心して子供を預け教育できる場を1日でも早く国や地方自治体が本気でやらなければならない仕事です。

Posted by フェラリーの翼 at 23:08│Comments(0)