2007年10月30日
250ドル ノートPCの登場はPCのコモディティ化?
みなさんは、パソコンの価格を高いと思いますか。それとも妥当な価格と思いますか。私は、正直高すぎると思っています。特にノートPCは高いです。 ついに250ドルのノートPCが登場
パソコンの価格を調べてみると意外なことに日本市場では、15万円が平均価格で、一方世界市場では、10万円が平均価格で、日本の価格の方は高いのです。また普及率の伸びも世界的にはプラス9.8%なのに日本はマイナス2.7%という結果でした。さらに世界の販売シェアをみるとHP、DELL、レノボが大きく、日本メーカーは一桁のシェアで競争力の脆弱さを認めざるを得ません。PCは、やがて200ドルの商品が登場してきます。機能面で従来型より処理能力が劣るそうですが、台湾のメーカー(ASUS)、アメリカのインテルなどが低価格機種を発売しています。 PCのコモディティ化(commodity)が進んでいるのか。 高付加価値商品であったPCが日用品化して低価格型の普及が進む傾向にあります。日本のPCは、多機能型が中心に販売されており、価格が高いと思います。PCは、本来ビジネスツールからスタートし、次にホームタイプが登場して普及してきたのです。このままでは、日本のPCは携帯電話と同じ道を辿り、グローバルな商品としての競争からは、外れてしまいます。2万円代のPCで発展途上国の市場を狙う台湾の華項電脳や米国のインテルがさらに世界シェアを伸ばすでしょう。日本の物づくりは、これからどの方向にシフトしていくのでしょうか。

Posted by フェラリーの翼 at 16:16│Comments(0)